【図書館展示】100周年展示 ホウライ写真館-奈良大学のさいしょの最初-~図書館編~
今年、2025年(令和7)は学園創立100周年の記念の年です。学園のはじまりは、1925年(大正14)3月に奈良県から設置認可された夜間中学・「南都正強中学」の創立にさかのぼります。
大学は、1968年(昭和43)4月の理事会で新設が決定され、設置準備がはじまりました。同年9月、文部省(当時)への設置認可を申請し、翌1969年(昭和44)3月に「奈良大学」の設置が認可されました。設置認可申請と並行して、1968年(昭和43)7月に奈良大学起工式が行われ、学舎の建設もすすみ、翌1969年(昭和44)4月に第一期工事が完成し、奈良市宝来(ほうらい)町1230番地に奈良大学は開学しました。文部省からの大学設置の内示は同年1月で、その時点からの募集活動と複数回の入学試験により一期生の志願者は86名、56名の入学者を迎えてスタートしました。
当時のみなさまが、芳しくなかったと想像できる学園の経済状況などを振り切って大学を設置された気概は、教育に際する熱量そのものではないでしょうか。