聖語蔵経巻(しょうごぞうきょうかん)は正倉院の「聖語蔵(しょうごぞう)」に保存されてきた約5000巻に及ぶ経巻群の総称で、正倉院事務所に所蔵されている古経巻群に与えられた管理上の名称です。
これらの現物を気ままに閲覧することは、正倉院での管理上ほぼ不可能です。丸善雄松堂株式会社から発売されているCD-R(現在はDVD)を用いることにより、電子画像ですが自由な閲覧が可能となり、全貌が明らかになりつつあります。
本学図書館においても、奈良関係資料を優先的に集めてきている経緯もあり、細々と購入をすすめてきましたが、本学で購入できているものすべてについて、ネットワークを通じて図書館内PCから閲覧できるようになり、この場をお借りして紹介し、みなさんの利用に供したいと思います。
もちろん、様々な学問的観点から分析できる可能性がある資料です。今回は写経時、もしくは後の時代になる修正点・修正符号について、隋・唐経、天平十二年御願経からピックアップし、修正部分を見ていただけるように、展示してみました。
当時の写経生は仕事として経典を写していて、経文すべてを熟知して完全に写せていた訳ではなく、かなりの数の誤りらしき部分が見受けられましたが、できるだけ正確に写そうとした当時の心意気をご覧いただければと思います。
展示した部分は、館内のPC(図書館内からはマルチ端末)からすべてご覧いただけます。
【会場】奈良大学図書館 展示室


